証明自体は仮定からほぼほぼ自明に近いのですが,証明するのに少し考えてしまったので忘れないようにメモ.
証明
ユークリッド平面上の 4 点(A, B, C, D)を考える.ここで A→B→C→D(経路1) は経路の交差がなく,A→C→B→D(経路2)は A→C(AC) と B→D(BD) が交差しているとする.AC と BD の交点を X とする.経路1と経路2の経路長をそれぞれ $d_1$ と $d_2$ とすると, $$ \begin{array}{lll} d_1 & = & AC + BC + BD \\ & = & (AX + XC) + BC + (CX + DX) \\ & = & (AX + BX) + BC + (CX + DX) \\ d_2 & = & AB + BC + CD \\ \end{array} $$ となる.ここで,三角形 AXB を考えると,三角不等式より $$ \begin{array}{lll} AX + BX \geq AB \end{array} $$ が成り立つ.これは三角形 CXD でも同様に成り立つから $$ \begin{array}{lll} CX + DX \geq CD \end{array} $$ となる.従って,$d_1$ と $d_2$ の大小関係は $$ \begin{array}{lll} d_1 & = (AX + BX) + BC + (CX + DX) \\ & \geq AB + BC + (CX + DX) \\ & \geq AB + BC + CD \\ & = d_2 \end{array} $$ となる.よって,$d_1$ は最短経路ではない.(証明終)
こういう証明をぱっとできるようにならないとですね.